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女子大生の記録

インサイド・ヘッド

あらすじ

 

ミネソタの田舎町で明るく幸せに育った少女ライリーは、父親の仕事の都合で都会のサンフランシスコに引っ越してくる。新しい生活に慣れようとするライリーを幸せにしようと、彼女の頭の中の司令部では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情が奮闘していた。しかし、ある時、カナシミがライリーの大切な思い出を悲しい思い出に変えてしまう。慌てて思い出を元通りにしようとしたヨロコビだったが、誤ってカナシミと一緒に司令部の外に放りだされてしまう。ヨロコビは急いで司令部に戻ろうと、ライリーの頭の中を駆けめぐるのだが……。

 

 

伝えたいことは「人はヨロコビだけじゃ生きていけない。カナシミが必要だ」ということ。当たり前だけど、それを言わずに伝えてくれる作品。

ヨロコビが最後に涙を流してカナシミという感情を理解する箇所が良かった。

ビンボンという想像上の遊び相手?(イマジナリーフレンド?)がヨロコビを助けるため、ライリーを助けるために、忘却の谷へ落ちていく場面はなんとも言い表せない。

子どもは思い出を知らず知らずのうちに取捨選択して前を向いて大人になっていく。「こどものおもちゃ」だった「ビンボン」は成長していくライリーにはもう邪魔になってしまうと思って自ら谷底へと落ちたのかな。そして、思い出がカナシミで光る描写も良い。楽しい思い出だけじゃ生きていけない。カナシミがあるからこそ、生きていける。そのカナシミを表に出して伝えることも大事。ライリーの引っ越しという小さなテーマから、子どもが大人になるとはどういうことか?カナシミは共感を生む、など色々なことが想起できる深い作品だったと思う。

 

この映画は先日の韓国旅行の飛行機の中で見た。90分くらいなのですぐ見れるしコメディもあって面白いのでおすすめ!